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- 2020.10.14 Wednesday
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日本には数多くの慣習があります。
その中でも重要なのが贈答です(個人的には一番面倒です)
贈答と言われると、皆さんはお中元やお歳暮を思い浮かべるでしょうが、とんでもない、冠婚葬祭にはつきものでしょう。
さらにさらに、贈答などと大袈裟に考えてないでしょうが一番ポピュラーなのがお土産です。
日本人の贈答習慣のうち、もっとも頻繁に行われるものは旅行土産です、国内であれ、海外であれ、どこへ行っても土産を買って回る日本人の姿は有名ですから(笑)
もう一つ贈答習慣に餞別(←書けないしょ)があります。
今は昔!公務員のお偉いさんは転勤する度にお金持ちになったという嘘のような本当の話!
餞別は銭別ですから・・・・・・
かつて餞別と土産はセットで旅の習俗として欠かせない習慣でしたが餞別は違う思惑も加味されて旅行とは別の方向へ行きましたね。。。。
そもそも交通機関が未発達だった昔は、遠出の旅行には苦難・困難がつきものでした(今では考えられません)
そのため、人々は旅に出る人の安全を祈願し、物品や金銭、詩歌を贈ったり、宴を催しました(死出の旅には名残があるのかも)
平安初期の『土佐日記』にも「うまのはなむけ」という言葉が記されており、餞別の習慣はかなり古くから存在したようです。
「餞〔はなむけ〕」という言葉は本来「馬の鼻向け」という意味で、旅立つ人の目的とする方向へ見送る人が所有する馬の鼻を向けてその安全を祈ったことに由来します。
で、「土産」は元々「宮笥〔みやげ〕」といい、寺院や神社に参拝した際の神の恩恵を、お守りやお札等の仏や神にまつわる物品と共に近所や親しくしている人々に分けようとしたのが本来の意味だといわれています。
その後、室町時代には公家が伊勢神宮に参詣した際、木綿や小刀、毛抜き?等の日常的な物品を土産物にしています。
江戸時代には土産物屋が登場し、寺社参りの興隆と共に土産の習慣は定着するようになりました。
神社仏閣の近くに土産物屋が立ち並んでるのはこの頃からあったのですね。
かつて村落では、旅行費用の積み立てを行ったところもあったようです。
今でも仲間内で積立をしてる方もいらっしゃいますでしょ!
旅行者は村の代表として、村人から集めたお金で遠くの寺社に参拝し、帰郷の際には旅費の代わりに神仏の恩恵(お守りやお札など)と共に土産話を聞かせていました。
村人たちは普段耳にすることのない異国の話を聞き、知見を広げました。
土産話って大事なんですよ。。。。。
ところが現在は旅行行く前からネットで調べ上げて・・・・・土産話も行ってない処もさも行ったように話して聴かせる今日この頃・・・・・・なんだかなぁ〜!
最後に勉強!
餞別として現金をきちんと包む際は、紅白の結び切りの水引のついた熨斗紙に「餞別」「はなむけ」などと表書きします。
目上の人には「餞別」と書くと失礼にあたるので、その場合は「御礼」と書きます。
分かりましたか?今日も勉強になったでしょ!
安倍さん!トランプさんにどのようなお土産持っていくんでしょうか?
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